• "浅野"(/)
ツイート シェア
  1. 山形市議会 2018-09-20
    平成30年産業文教委員会( 9月20日 産業文教分科会・予算)


    取得元: 山形市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-17
    平成30年産業文教委員会( 9月20日 産業文教分科会予算産業文教委員会 産業文教分科会予算)   日   時  9月20日(木) 10時00分~10時56分 場   所  第4委員会室 出席委員   伊藤美代子浅野弥史髙橋昭弘松田孝男中野信吾、        丸子善弘今野誠一斎藤淳一 欠席委員   なし 当局出席者  教育長商工観光部長農林部長教育部長関係課長 委員長席   伊藤美代子 審査事項   1 議第65号 平成30年度山形一般会計補正予算      ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 1 議第65号 平成30年度山形一般会計補正予算  〇歳出 第10款教育費 第6項社会教育費   社会教育青少年課長から説明を受けた後、質疑に入った。その主なものは次のとおり。 ○委員   日本遺産認定は大変喜ばしいことだが、ゴールではなく世界遺産登録に向けて取り組んでいくべきと思う。日本遺産魅力発信推進事業として、3年間、国庫補助を活用し情報発信普及啓発などの事業を展開していくが、山寺紅花推進協議会とどのようにかかわっていくのか。また、協議会は、どのくらいの頻度で開催されるのか。 ○社会教育青少年課長   日本遺産認定を受け、県では、それぞれの構成文化財の活用・磨き上げを行うこととし、構成文化財整備情報発信を行いながらパワーアップを図り、広く国内外に発信していくよう、現在進めている。また、協議会の進め方としては、幹事会事務局会議等開催し、事業内容を精査しながら進めていくことになる。 ○委員   当初、山寺という一つの観光資源紅花を結びつけていくのは大変だと考えていた。山寺魅力発信考えると、商工観光部がうまくかかわりながら、物語のつくり方を進めたほうがより魅力を発信できるのではないか。 ○商工観光部長   日本遺産認定ということで、インバウンドも含めて非常に大きなチャンスであると捉えている。商工観光部としても協議会に参加しているが、案内板解説板はまだまだ足りず、特に外国語表記は十分とは言えない部分もあり、協議会事業としてぜひ取り組んでほしいとの意見提案を行っている。
    委員   来年度より構成市町白鷹町が加わり、4市4町となるのか。 ○社会教育青少年課長   設立総会の際に、委員より紅花生産の6割以上を占める白鷹町が入っていないのはおかしい、との発言があり、県より来年度に向け文化財等を調査しながら検討していくとの回答があった。なお、現在のところ、変更されるかは未定である。 ○委員   現在も山寺には公設駐車場はないのか。 ○社会教育青少年課長   一般方向け公設駐車場はないと認識している。 ○委員   どこの観光地でも公設無料駐車場整備されているが、日本遺産認定を受けたことをきっかけに検討すべきと考えるがどうか。 ○社会教育青少年課長   担当課と調整しながら、検討・研究していきたい。 ○委員   山寺紅花推進協議会メンバー構成はどうか。 ○社会教育青少年課長   県知事を会長とし、構成自治体の各首長が副会長となっており、県・各市町観光協会会長山寺立石寺の住職、県紅花生産組合連合会会長などにより構成されている。 ○委員   日本遺産魅力発信推進事業国庫補助が、3年間で約7,000万円と聞いているが、各年の内訳はどうか。また、全額国庫補助となるのか。 ○社会教育青少年課長   今年度は4,000万円、来年度2,000万円、最終年度は1,000万円という配分で補助申請を行う。また、今年度分の4,000万円は、主に、情報発信人材育成に約1,200万円、案内板解説板設置等に約1,500万円を予算化している。協議会運営経費を除き、全額国庫補助となる。 ○委員   ハード事業では活用できないとの説明があったが、4,000万円の事業費ソフト事業だけで活用できるのか。どのような人材育成していく考えなのか。 ○社会教育青少年課長   平成30年度の事業計画案内ガイドのための解説マニュアルの作成、現地研修開催紅花景観保護を担う人材育成等が計画されている。紅花景観保護を担う人材育成については、新たに始める方を対象としているため、既存事業に充てることはできない。 ○委員   これまで観光面で行ってきた施策とは異なり、違いを鮮明に出していくような事業にしてほしいと思う。 ○社会教育青少年課長   観光面でのこれまでの取り組みと一線を画す取り組みとなるように事務局に伝え、進めていきたい。 ○委員   山寺紅花推進協議会はどこに設置されているのか。 ○社会教育青少年課長   事務局は県の文化財・生涯学習課に置かれている。 ○委員   県が主体となって事業を実施するとのことだが、4市3町それぞれに役割分担があるのか。それぞれが目標に向かって事業を実施していくのか。 ○社会教育青少年課長   事務局は県にあるが、事業に係る国庫補助は直接推進協議会に入るなど、あくまで独立した組織となっている。事業の実施に際しては、協議会主体となって事業計画予算を決定し、県が中心となって進めるが、各自治体においても希望する事業を選択して実施することになる。 ○委員   協議会への国の補助既存事業には活用できないとの説明があったが、文化遺産や伝統的なものは既存事業団体等が育ててきたものであり、それをさらに発展させていくということになると既存団体等からの反発を生むのではないか。新規の事業のみ取り組んでいくというのはいかがなものか。 ○教育部長   実際に県の事務局構成自治体意見を聞きながら補助申請事務組み立て等の一切を行っているが、7月18日に設立総会開催し、その中で既に今年度4,000万円の補助をベースにして事業計画案及び予算案が示され、了承されている状況である。それを受けて8月27日に協議会幹事会開催され、具体的にどのような事業を進めていくのか話し合いが行われたが、県において既にポータルサイトの構築やプロモーションなど、いろいろな事業で発注を進めている状況である。今後、市から申し入れて事業が変わるような余地は非常に少ない状況であり、本市の役割としては、事業協力という部分余地になってくると思う。また、補助に関して活用できる範囲が狭いのではないかとの意見があったが、しっかりとした補助要綱が定められており、本来自治体が手当てすべきものは補助対象から外れ、自治体ができないものに対して補助を行う形になっており、こちらが期待していた補助メニューにはなっていないという現状である。 ○委員   山寺地区の方から、日本遺産認定に伴い県から急遽紅花を植えてほしいと言われたが、これまで栽培したことがないため困っているとの話を聞いた。べにばな国体の際に山寺街道蔵王上野等道路沿い景観作物紅花を植えた記憶があるが、そのようなものは今回の補助対象となるのか。補助対象とならなくても景観作物だとすれば、市の事業として対応が可能なのではないかと考えるがどうか。 ○商工観光部長   地植えではなくポッドに植えたものを配置し、一連の大会の中の必要経費で支出したものと記憶している。シンポジウム等開催協議会を通じての補助対象となっていることから、シンポジウム関係に絡めれば対象となる余地はあるのではないかと考える。 ○農林部長   景観作物は、現在、西蔵王などで栽培している。既存事業には活用できないということもあり、現在のところ、活用しにくいという認識である。 ○委員   山寺において、県がこれまでに行ったハード面整備にはどのようなものがあるのか。 ○商工観光部長   公園にあるトイレで、県が設置し市が委託を受け観光協会で保守を行っているものがある。なお、県に対してユニバーサルデザインへの改修をお願いしているところである。 ○委員   今後、日本遺産から世界遺産登録を目指すとなった場合、協議会中心となって活動していくことになるのか。 ○教育部長   現時点では、まずは協議会補助事業を通じて「山寺紅花」を国内外に普及させる取り組みに専念したいとの考えである。また、世界遺産登録を目指すには、全国的に県や広域での取り組みが多くなされており、非常にハードルが高く、県においては、慎重な態度をとっている部分もある。今後も、「山寺紅花」を大いに盛り上げていきながら、県に対して継続して働きかけていきたい。 ○委員   ほかにも日本遺産認定となっているものはあるが、同じような補助内容となっているのか。 ○社会教育青少年課長   1件当たり7,000万円という補助金額は決まっているようだが、使途は協議会に任されており、内訳までは把握していない。 ○委員   紅花は咲いている期間が短いため、メインは山寺になると思う。文化財掘り起こし磨きをかけるとの説明があったが、山寺歴史は古く、既に掘り起こし磨きは終わっているように思えるがどうか。また、補助期間の終了後、持続させるための将来展望等はあるのか。 ○社会教育青少年課長   山寺歴史のある文化財・史跡であり、新たに掘り起こし磨き上げを行うのはなかなか難しいと思う。山寺魅力探究ツアーシンポジウム開催を予定しており、まずは情報発信が大きな部分になると考えている。また、協議会の中でさまざまな事業展開が図られるが、協議会の自立に向けた取り組みが重要であり、自主財源の確保が重要な部分を占めてくると考えている。国でも3年間の間にマーケティング調査等を実施するように示しており、まずはマーケティング調査を実施しながら、関係団体育成も含め協議会の中で検討していくことになると考えている。 ○委員   山寺に親しみのある人たちが協議しても発展がなく、発想の転換もないと思う。あまり親しんでいない県外の方から意見を聞く機会を設け、情報発信してもらったほうが山寺のPRにつながるのではないか。そのようなソフト面取り組みのほうが大切なのではないか。 ○社会教育青少年課長   協議会の中で機会を捉えて出された意見を提案していきたい。  大要以上の後、議第65号の付託部分のうち第10款については、全員異議なく可決すべきものと決定した。...